更新日:2022年11月11日

空手を始めたい方へ 空手とは


空手全般の流派や基礎知識、志高会館の空手についてご紹介いたします。空手を始める際の、空手教室、空手道場を選ぶ参考にしていただければと思います。



空手とは


空手とは形と組手を行う武道です。

競技人口は国内で120万人程度、世界では6,000万人とも言われており、同じ武道である柔道の世界の競技人口130万人と比べると、多くの人が武道の中で空手を楽しんでいる事が分かります。2021年開催の東京オリンピックに空手が新種目として採用されました。


空手の流派


沖縄で生まれた空手は、組手の種類で主に伝統派空手と極真空手の流派に大別されます。しかし非常に多くの流派、団体があるため全てを紹介することが難しいのが現状です。ここでは主な流派をご紹介いたします。

伝統派空手

四大流派の松濤館流、糸東流、剛柔流、和道流が有名です。同じ名称の形でもそれぞれの流派で構えや動きなど異なります。

主な伝統派空手の流派は全日本空手道連盟(全空連)に加盟してます。

オリンピックは伝統派空手が採用されました。組手は寸止め、またはライトコンタクトの方式で、強く打撃を与えることはありません。伝統派の組手はケガが少ない。反射神経・スピードが各段に身につくことが特徴です。

極真空手

極真会館、新極真会の団体が有名です。

組手は直接打撃、フルコンタクト(フルコン)と呼ばれる方式です。直接打撃のため格闘技の要素も強く、キックボクシングやK-1などの格闘技選手はフルコンタクト出身者が多いです。極真空手の組手は力・体力が各段に身につきます。また打たれ強くなり、直接打撃のため実戦的な技術が身につくことが特徴です。

志高会館の空手

志高会館ではは伝統派空手組手は極真空手を行ってます。

伝統派の形は中学・高校での部活や試合で多く採用されてます。志高会館で伝統派の形を指導しているのは、もし子供が大きくなって空手を続ける場合でも、小さい頃から基礎をしっかり身につけて中学・高校で活かして欲しい考えがあるためです。

極真空手のフルコンタクトの組手は、直接打撃の戦いのため心と身体を最も強くします。相手も全力で戦うため、手を抜くことができず、自分自身と相手との2つの負けない戦いを求められます。稽古を続けることで、少しずつ筋力・持久力・精神力がついてきて強くなっていきます。子供達も日が経つにつれて、凛々しい顔つきになっていきます。


空手のメリット・デメリット


空手のメリット

<空手 子供のメリット・効果>

子供に通わせたい習い事のランキングで水泳、サッカーに続いて空手が上位にあります。

子供に空手を習わせたい主な理由は3点です。

・強くなる

・いじめに負けない

・礼儀を身につける

現代では厳しく指導を受けることや礼儀を重んじる場が少なくなってます。

厳しい稽古・鍛錬を乗り越えることで、精神的にも肉体的にも強くなり、心に余裕ができ自信がつきます。

空手の一対一の試合では悔しくて涙を流す子供が多いです。武道の勝敗の中で健全な競争心・向上心を養うことが出来ます。

 

また、親の思いとして子どもの習い事への期待は「成長につながる」「将来役に立つ」などがあるかと思います。

武道への世間の評価は高く、「空手を長年やっていた」「特技は空手」ということが、将来受験や就職の際に評価を得られる場面があるかもしれません。

 

< 空手 大人のメリット >

運動不足解消、ダイエット、ストレス解消、柔軟性が身につくなど健康面に効果があります。

 

形の演舞は静と動の動きがあり、心身ともに鍛えられ、心も身体も軽くなります。組手が体力的に厳しい場合は形を中心に鍛錬することも出来るのが空手の魅力です。

空手のデメリット

空手をするデメリットは、やはりケガです。

どこの指導者も生徒の技量に応じた稽古をし、ケガの無いよう安全に指導します。万が一のケガに備え、スポーツ保険にも加入します。

空手を習う生徒もスポーツの習い事と同様、準備運動や体調管理をしっかりしてケガの無いように心がけることが大切です。

大きなケガをすることはあまりないですが、武道のため多少のケガはつきものです。ケガに強くなる精神力・忍耐力が鍛えられます。


子供の空手教室を選ぶポイント


習い事は子供がやりたいという場合も、親がやらせたいという場合も、「続けること」が大切です。

空手教室、空手道場を選ぶポイントを知って、子供に合う長く続けられる空手を選びましょう。

指導者の方針・相性

「厳しい・優しい」などの指導方針や雰囲気は見学で見て、子供の性格やタイプに合うか確認しましょう。

志高会館は、年齢に応じて厳しい指導も行います。

興味のある空手教室がいくつかあれば、一ヶ所だけでなく複数見てみることが大切です。一度で分からない場合は、指導者に相談して何度か見学させてもらうことも必要です。

大会参加・ほか道場との交流

ひとつの空手教室で稽古・鍛錬をするだけでなく、大会に参加したり、ほかの道場と交流を持ち、稽古の成果を発揮する機会、自分の実力を知る場も大切です。

志高会館は高い目標を持ち、団体にとらわれずフルコンタクトの組手大会や形の大会に積極的に参加します。

稽古・練習の回数

体力作りや体を鍛える目的の場合、週1回程度が適切です。

なお、本格的に空手を習いたいなら、週2-3回は通いたいところです。志高会館では、週3回の稽古を行っており、目的に応じて稽古に参加いただいてます。


子供が空手で強くなるには


目標を持つ

大会の入賞目標やいつまでにどの帯の色を取得するかなど、具体的な目標を持つことが大切です。

大会入賞には何が必要か?帯の色を上げるには何を伸ばせば良いか?を考えて稽古に臨めば、目に見える成果・結果が出ます。

また、憧れや目標の選手を持つと稽古に身が入ります。

親のサポート

野球選手のイチローを始め、一流選手の成功の陰には親のサポートがあります。

親が熱心だとダメ出しや叱責をしたくなりますが、指導は指導者に任せ、親は子供の一番の理解者であり、味方になることが大切です。

 

以下のポイントは親が行った方が指導者以上に効果があります。

・努力を認めること

・成長を褒めること

・稽古に付き合うこと

 

認めることや褒めるのは「結果」ではなく、努力したことや、伸ばした能力に対してするのが効果的です。

例えば「優勝して凄いね」よりも、「大会の中で一番強い上段蹴りが出来たね」や、「(形審査で)昇級して良かったね」よりも「練習頑張ったから、形の突き・蹴りの正確さと速さは素晴らしいね」など、努力や伸ばした能力を具体的に認め・褒めることが、子供のやる気を引き出します。

 

また、上達するには、時には自宅での自主練、稽古も必要になります。親も稽古に付き合い、子供の自主性をサポートしましょう。

親子空手の効果

親のサポートの最大の効果は、子供と一緒に空手をすることです。

大人も子供と一緒に同じ練習を行って楽しめるスポーツは数少ないですが、空手は親子同じ場で同じ練習を行うことができます。

一生懸命な親の稽古姿を見たり、時には真剣勝負で負ける親を見たりすることで、子供は親を信頼し、親と一緒にする空手に身が入ります。

子は親の背中を見て育ちます。親は子供に対して人生の先輩・経験者でも、空手を前に白帯の初心者として一緒に切磋琢磨して空手道を進むことで、子供の理解者になれるのだと思います。


空手を始める一歩


空手道場は怖いものという思いから、見学することにも躊躇する方もいるかと思います。

厳しい稽古・鍛錬を大きな声で行い、本気で戦う組手を初めて見た時は委縮してしまうかもしれません。

でも想像してみてください。新しい生徒が見学しに来た時、凛々しい姿を見せる子供のことを。

まずは、見学や無料体験で道場の門を叩いてみましょう!